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 Vol.1 校長からご挨拶

 Vol.2 ヘドンのスミスカラー

 Vol.3 ザラゴッサ Jr.

 Vol.4 「WORKS.2010」

 Vol.5 雄蛇ヶ池の悪夢

 Vol.6 初バス

 Vol.7 我慢できない自分

 Vol.8 裏セミ

 Vol.9 「ロッドとプラグと
       ラインの関係」裏話


 Vol.10 日記帳から甦った
      津久井湖の記憶


 Vol.11 FO-60の変遷

 Vol.12 IHFE・マグナム
        40thカラー


 Vol.13 相模湖

 Vol.14 5月の明暗

 Vol.15 夏の思い出

 Vol.16 バス釣り・・
      ・・沢山のing


 Vol.17 沢山のing・・
      ・・プラッギング


 Vol.18 グリップの話

 Vol.19 ロッド作りの裏話

 <Vol.20〜>



玉越アカデミー

玉越アカデミー校長室 Vol.12

インナーハンドFE・マグナム 40th カラー

 スミス40周年プロジェクトから、アイテムが発表されていますが、スーパーストライクハトリーズからは、「インナーハンド−W.B.−ファイナルエディション・マグナム」のスペシャルカラー2色セットをお届けします。


インナーハンドFE・マグナム 40th Anniversary BOX
標準小売価格: 9,450円(本体価格 9,000円)


 1981年にリリースした初のハトリーズスペシャルがロワゾ・・通称「ザラヤッコ」と呼ばれた、歌舞伎調の隈どりのような、和のテイストを持った独特なカラーが私たちの目を奪いました。

 同じ時期に極少量作られたプラグの中に「ザラヤッコ」と同じような隈どりカラーのライブリータイプがあり、これがインナーハンドと形状が似ていました。


本の表紙を飾った、仲間内でも2、3人しか持っていないプラグ



 製作裏話

 ストライククラブの会報でもいち早くご紹介したこのプラグ。私自身「グッドアイデア」と思い企画をスタートさせたのですが、直ぐに難関に遭遇!
 実際に塗装工程を打ち合わせて行くと、複雑で工程数の多さに不安が・・・
さらに、マスクを製造する業者が、

「うちでは出来ません。」

と断られてしまいました。ボディーがウッドである為に均一性がない、何枚もマスクが必要なので、模様がずれる可能性があり、それを極力少なくする自信がない。という理由でした。

 そこで、昔に一度作ったことのあるマスク屋さんに伺って

「何とか作って欲しい。」

とお願いし、やっとOKを貰ったのです。

 ここは、一つ一つトンカチで叩きながら作り上げる、いわゆる手作りする高齢の職人さんと言ったところです。将来、彼らの様な職人さんがいなくなったら出来なくなってしまう物がある。と思うと何だか寂しい限りです。


細かい所は拡大鏡も使い、原図と合わせながら一枚一枚慎重にパータンを仕上げる。

 出来上がったマスクは12枚。これを駆使して塗装して行くのですが、色を合わせながら順番に塗り重ねて仕上げるのに2時間近く費やしました。工程数は実に24工程。

 こうして出来上がったサンプルですが、


 良く見ると模様の縁がシャープに出ていない

 ドットマークが大きく重なり過ぎ等々の問題点が見つかりました。

 原因はやはりボディーの大きさ違いでした。


一つ一つボディーにマスクを合わせて見るとボディーとマスクの間に微妙な隙間ができ、それによってパターンが大きくなってしまう、或いはずれてしまう原因になっているのです。

 量産時に検品をしてマスクとの勘合が悪いものは極力使わないことになりましたが、塗装工程で極力合わせる作業が追加され益々複雑になる始末。



作り直しで更に増え、No.14の最終マスク。

 現在最終調整の段階で、どうしても納得出来なかったマスクを2枚作り直し(製作は合計14枚になりました)再度サンプル作りを行っています。

 発売は7月上旬ですが、ストライクショップ専売の限定生産となりますので、ご予約は最寄りのストライクショップへお早目にお願いします。




「Loiseau」。1981年、ここからスペシャルが始まった。



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